「ファイナルファンタジーXIV」や「ドラゴンクエストX」など人気ゲームを手がけるスクウェア・エニックス。オンラインゲームのニーズが高まる環境下、オンラインゲームの決済手段において、ユーザー体験を向上させるため Amazon Pay を導入。結果、新規顧客の開拓やリピート顧客の増加につながっている理由を株式会社スクエア・エニックスの石綿様にお伺いしました。

今回、Amazon Pay を導入したのはデジタルコンテンツを提供している「スクウェア・エニックス アカウント」である。スクウェア・エニックスが運営するスクウェア・エニックス アカウントでは、「Crysta(クリスタ)」をアカウントに紐づけて、利用料金の支払いやデジタルコンテンツの購入に利用できる。クリスタとは、スクウェア・エニックスが提供する「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」などの人気ゲームソフトやその他のサービスの購入に利用できる共通通貨のことである。「Amazon 利用者とスクウェア・エニックス アカウント利用ユーザーとの親和性の高さ」と、「Amazon Pay の利便性の高さ」が導入理由である。

Amazon Pay の利用者は右肩上がりに

スクウェア・エニックス アカウント導入前に、スクウェア・エニックスは「ARくじアタルス。」というオンラインサービスでAmazon Pay を導入。Amazon Pay とオンラインゲームの相性の良さを実感することになる。 「AR くじアタルス。」はブラウザ上で引けるはずれなしのオンラインくじで、抽選で当たったゲームキャラクターのデジタル画像がリアルなフィギュアになって届くというもの。「ARくじアタルス。」では、ユーザーの配送先や個人情報などを取得する必要があったが、Amazon Pay であれば Amazon アカウントに登録している情報から配送先などを利用できる。その簡便性と利便性の高さに着目し、まずは「ARくじアタルス。」に Amazon Pay を導入することにしたのだ。「ARくじアタルス。」に Amazon Payを導入してみると、Amazon Pay を利用するユーザーが全体の65% を占め、非常に多く活用されることとなった。その理由として、石綿氏は①そもそも Amazon アカウントを持つユーザーが多かった、②Amazon Pay であれば手間をかけずに決済が完了するという2 点をあげる。さらに、トラブルが一切なかったことも好印象だったようだ。

石綿氏:この状況を見て、スクウェア・エニックスのファン層と、普段から Amazon を利用しているお客さまがある程度一致するのではないかと考えた。その結果としてスクウェア・エニックス アカウントへの導入を決めた。

こうして、2020 年9 月末にスクウェア・エニックス アカウントに Amazon Pay を導入することになった。導入後、新しい決済手段に対するユーザーの反応について「普段から Amazon  を使っているお客さまが多かったのか、すんなり受け入れられた」(石綿氏)と言う。

石綿氏:クレジットカード、プリペイドカード、キャリア決済など他の支払い方法から Amazon Pay に移行したか、これまで購入していなかったお客さまが買ってくれるように なったかの、2 つの可能性が考えられる。そういった意味では Amazon Pay の導入は非常に効果があったと言える。そして一度 Amazon Pay を使ったお客さまが、その利便性の高さから 2 回目以降も Amazon Pay を使って定着したケースも多いのではないか。

チャージした「クリスタ」はゲーム内のアイテム購入などにも使用できる

Amazon Pay 導入から1年半以上が経過したが、これまでセールやキャンペーンを行っていない期間も含めて Amazon Pay の利用は増加しているという。こうした状況を受けて、石綿氏は「結果として売上高にも影響しており、Amazon Payを導入して正解だったと思っている」と説明。現時点で日本での都度決済における Amazon Pay の利用割合は15% となっている。

Amazon Pay を使って実感した3つのメリット

メリット① 購入手続きの手軽さ

クレジットカードにおける決済の場合、カード番号、有効期限、セキュリティコードの入力が必要だ。つまり、ユーザー側に入力の手間が生じ、結果的に離脱のリスクが高まる。そうした問題の解決を狙って、スクウェア・エニックス アカウント内で用いることができる共通通貨クリスタを導入したのだが、クリスタは事前にチャージする必要がある。このチャージにあたり Amazon Pay を導入したことによって、購入手続きは飛躍的に簡単になった。Amazon アカウントにログインしている状態であれば、Amazon Pay で決済を行った場合、最短 2 クリックで購入が完了する。 さらに Amazon を頻繁に利用しており、ブラウザに ID とパスワードを登録しているユーザーからすると、キーボード操作やスマホでの入力操作をせずに、手軽に購入できるという利便性の高さは特筆すべきメリットと言えるだろう。

クリスタへのチャージ方法でAmazon Payを選択すると、Amazon
Payでの支払い画面へ進む

メリット② ワールドワイドで導入が可能

決済手段は通常、国ごとに個別に導入することが多いが、Amazon Pay は多くの企業がサービスを展開している主要諸外国で導入することが可能だ。スクウェア・エニックス アカウントの場合、日本、北米、欧州でサービスを展開しているが、それぞれの国で Amazon Pay の利用契約を行い、国ごとに作成されたアカウント情報を設定することで、開発自体は共通化してすべての国で一気に導入することができたこともメリットとしてあげられる」と石綿氏は言う。このように Amazon Pay は簡単に海外でも導入できることが利点で、グローバルに決済手段を実装するという意味では、コスト面で安価に導入することができるようだ。なお、北米では、「ファイナルファンタジーXIV」の人気もあって多くのユーザーがスクウェア・エニックス アカウントを利用しており、Amazon Pay 導入の結果、取扱高では日本よりも多くなっている。その意味では「北米の売り上げを伸ばせたことの一因として、Amazon Pay の導入がある」(石綿氏)というわけだ。

メリット③ 不正対策への徹底

グローバルでサービスを展開していると、不正利用のリスクも高くなる。スクウェア・エニックスが Amazon Pay を導入した当初、クレジットカード決済含め、不正利用者に狙われるケースが散見された。しかし Amazon Pay に関しては、Amazon Pay 側の不正利用に関する監視体制、取り締まりが強固であることから、不正利用は大幅に減少したようだ。

石綿氏:不正をゼロにするのはなかなか難しいかもしれないが、拡大を防いだり被害を最小限に抑えたりするという点では Amazon Pay は非常に優れていると思う。また、取引金額が100 円の場合も1万円の場合も、販売事業者が負担する決済手数料は同じ料率(デジタルコンテンツは4.5%、その他の物販・サービスは3.9%)で変わらない点にも魅力を感じている。この手数料率についてはクレジットカードに比べて高くなるが、それでもキャリア決済などに比べると圧倒的に安いという。

スクウェア・エニックスが2020 年9 月にスクウェア・エニックス アカウント内に Amazon Pay を導入して1年半以上が経過した。導入以降 Amazon Pay を使うユーザーの割合は増えている。石綿氏はスクウェア・エニックス アカウントを有するユーザーと Amazon Pay 利用者との親和性の高さを感じているという。その上で今後はさらに Amazon Pay の活用を推進していく考えだ。スクウェア・エニックスの物販を行うEC サイト e-STORE や、同社の他のサービスにおいても、決済手段に Amazon Pay を導入したい考え。それによりスクウェア・エニックス全体として Amazon Pay が利用できるようになり、結果的にユーザーの利便性もさらに向上する。 Amazon Pay が使えるサイトと使えないサイトがあることによるギャップを解消していきたいとしている。

データはすべて株式会社スクウェア・エニックス自社調査によるものです(2022年7月時点)


その他の事例は過去のセミナーで詳しくご紹介しています。

[導入事例紹介セミナー vol.1]Amazon Pay導入でECサイトのコンバージョン率を改善!|2021年8月26日開催

Amazon Pay導入事例紹介をご紹介する本セミナー、第一回は「コンバージョン率改善事例」をご紹介いたします。

[導入事例紹介セミナー vol.2]Amazon Pay導入で新規顧客獲得を効率的に!|2021年9月28日開催

Amazon Pay導入事例紹介をご紹介する本セミナー、第二回は「新規顧客獲得事例」をご紹介いたします。

[導入事例紹介セミナー vol.3]Amazon Pay導入で不正取引対策を!|2021年10月21日開催

Amazon Pay導入事例紹介をご紹介する本セミナー、シリーズ最後の第三回目は「不正取引対策成功事例」をご紹介いたします。

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