スマートフォン対応のためにECサイトをリニューアル
「藤井大丸」は、京都唯一の地場百貨店として、創業以来140年以上、「お客様第一主義」をモットーに商いを続けています。現在、店舗ではSTYLISH LIFEをコンセプトにハイセンスなライフスタイルを提案しつつ、ECサイトはファッションに特化して展開しています。厳しい環境下にあると言われる百貨店業界にあって、毎年売り上げを伸ばしている藤井大丸のEC部門において、「Amazon Pay」はどのような役割をはたしているのでしょうか。(株)藤井大丸の松本博和さんにお話を伺いました。リアル店舗でのMDの魅力をオンラインでも伝えたいという松本さん。年々増加するスマートフォンからのアクセスに対応すべく、2016年10月にECサイトの大型リニューアルに取り組まれました。
松本様 今や弊社のECサイトは、スマートフォンからの利用が8割を超えるという状況です。スマートフォンへの対応を主軸に大きくリニューアルしましたが、そのひと月後にAmazon Payを導入しました。
スマートフォンをアクティブに活用するお客様に、限られた時間の中で、クレジットカード番号をイチからご入力いただくのは難しいだろうと考え、決済のステップを短くしてくれるAmazon Payの導入を決めました。
新規顧客の8割がAmazon Payを選択
Amazon Payの導入によってもたらされた具体的な効果について松本さんは、コンバージョン率と新規顧客の利用率という両面からお話しくださいました。
松本様 Amazon Payの導入後、コンバージョン率は昨年対比で10~20%アップしました。また、新規顧客のうち8割程度の方がAmazon Payを選んでいます。Amazon Payでは、利用者のメールアドレスなどを取り込むことができるので、その後の販売促進につなげられることもメリットだと感じています。
社内稟議の決め手はクレジットカードの不正利用対策
AmazonPayの導入を検討した社内稟議では、売り上げ向上への期待に加え、クレジットカードの不正利用対策としての有用性が大きな決め手となったと、松本さんは当時を振り返ってくださいました。
松本様 EC部門では、人気のスニーカーや腕時計といった高額商品の購入にあたって、海外発行のクレジットカードが利用された場合の、調査にかかるコストや万一のリスクが大きな問題となっていました。一時はECをやめようかという話が出かかったほどです。Amazon Payなら、Amazonが不正利用を監視してくれています。これがAmazon Payの導入にあたり、社内稟議を通すうえでの大きな決め手となりました。Amazon Payの手数料には不正対策の保険料も含まれていると考えると、むしろ「やさしい」と感じられます。
ファッションを好きになってもらうことこそ弊社の使命
最後に松本さんが将来の展望を語ってくださいました。
松本様 ファッション需要のパイをとりあうのではなく、パイそのものをどう広げてゆくか。お客様にどれだけファッションを好きになっていただけるかが弊社の使命だと考えています。その支えとなるのが、140年以上の歴史を持つ弊社の百貨店としてのブランド力です。そして、Amazon Payがもたらす安心感が今のECビジネスを支えてくれていると感じています。
進化し続ける老舗百貨店のビジネスをサポートできることを誇りに、Amazon Payのサービスに増々磨きをかけていきたいと思います。
Website: https://ec.fujiidaimaru.co.jp/
*データはすべて(株)藤井大丸による自社調査結果です(2017年6月)
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