banner-unicef-2.png:jp

導入事例 vol68 : 日本ユニセフ協会 様

開発途上国の子どもの命を権利を守るため約190の国と地域で活動するユニセフ(国際連合児童基金)の国内委員会として、日本における民間部門を対象にユニセフの募金・広報・アドボカシー活動に取り組んでいる日本ユニセフ協会。Amazon Payで挑戦した「時と場所を選ばない寄付方法」の実現方法についてお伺いしました。

日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)の活動は、1950 年の設立から 70 年以上にわたり続いています。アメリカ、ヨーロッパと比較して、日本の国民ひとりあたりの寄付額は低く*¹、世界の子どもたちの状況に意識を寄せていただける幅広い年齢層からの継続した “支援の輪” を広げられる方法を模索していました。寄付年齢層の拡大と寄付者の利便性向上という課題を解決するために Amazon Pay の導入を決意された背景と、導入後にどのような変化が起きたのか、ユニセフの郡(こおり)様、林田様にお話を伺いました。

外部環境変化により挑戦できた新しい取り組み

Covid-19 の蔓延、キャッシュレス化への流れという大きな環境の変化に伴い街頭での募金活動の減少、小規模事業者様に設置いただいていた募金箱が消毒薬に置き換わるなど、外部環境の変化による影響があるとお伺いしました。そういった状況から挑戦できた新しい取り組みについてお伺いさせてください。

<郡氏>ユニセフではシニア層の方からは、従来から毎月継続した寄付をいただけるマンスリーサポート・プログラムを中心に多くのご支援をいただいておりますが、若い年齢層の方からの募金を増やすこと・興味をお持ちいただくことが課題となっていました。

昨今の環境の変化から街頭での募金活動への影響もあり、若年層が寄付しやすい環境整備を順次進めていました。ユニセフでは、インターネットバンキングやクレジットカードでの寄付方法などもご用意していますが、個人情報などの入力項目が多いとその時点で離脱してしまう数も増えていて、寄付完了まで簡単にできる方法を継続して探していました。

市場調査を通じて、若年層と Amazon Pay の親和性が寄付者層を広めたいというユニセフの課題とマッチすると考え Amazon Pay 導入による若年層へのアプローチを強化しました。狙った通り、普段からオンラインショッピングに慣れている年齢層からの Amazon Pay を利用した寄付は増加傾向にあります。導入したことで、個人情報をいちから入力不要となり、決済完了までの時間が短くなるなど、募金される方の負担を減らすことが叶いました。

<林田氏>実際に Amazon Pay を通じてご寄付いただいた方からは、「 Amazon Pay が使えることが募金する後押しになった」 といったお声もいただいてます。キャリア決済もユニセフでは導入していますが、Amazon Pay を利用される方は、キャリア決済よりも寄付金額が多くなるなどの傾向があります。普段、ご利用されているAmazon.co.jp での決済方法と同じであること、Amazon のグローバル規模の信頼性が利用の後押しをしていると考えております。

また、通常の寄付は、団体の活動をじっくり吟味してからご協力をいただくことが多いですが、災害や紛争などへの緊急募金へのご協力は迅速に判断され、手元にあるスマートフォンのみでその場で簡単に決済プロセスを完了できることが Amazon Pay の大きな魅力に繋がっていると実感しています。

開発実装時のサポートと守りたいこと

<郡氏>導入決定から実装完了まで開発期間を含め約半年を要しました。実装前後含め Amazon Pay 担当者による手厚いサポートをいただいたことで導入に対する不安や不満はありませんでした。我々は、支援者様にご不便をお掛けしないよう安全面を最重視して導入を慎重に進めさせていただきました。繰り返しになりますが、お名前、ご住所情報の自動連携機能は入力項目の削減と離脱率の低減につながる、とても有用な機能だと考えています。

募金協力と仕組みを繋ぐ重要なテクノロジーのさらなる活用を検討

<林田氏>デジタル機器やテクノロジーを活用した募金協力の更なる拡大を図っていきたく思います。スマートフォンやタブレット端末などとても便利なデバイスが普及した今の環境は、かつては夢のように感じていた、「いつでも、どこでも、気持ちが動いた時にすぐに募金協力ができる」条件が整っています。

Amazon Pay の導入により広がった年齢層を維持するために決済方法のアップデートは必須と考えており、Amazon Pay に対応した Alexa スキルを活用した音声決済も魅力を感じています。世界の子どもたちの状況に触れて少しでもお気持ちが動いた時に、その場ですぐに、簡単に募金協力をいただける仕組みを整えておくことは、当協会に課された課題だと考えています。これからも支援者様のニーズに即した募金の仕組みを整えていくことで、幅広い世代の方から、ユニセフを通じて世界の子どもたちを支えていただけるよう努めてまいりたいと思います。

unicef-photo-speakers-3.png

内閣府 NPO 寄付金の国際比較

PDF 版を無料ダウンロード

その他の事例は過去のセミナーで詳しくご紹介しています。

[導入事例紹介セミナー vol.2]Amazon Pay導入で新規顧客獲得を効率的に!|2021年9月28日開催

Amazon Pay導入事例紹介をご紹介する本セミナー、第二回は「新規顧客獲得事例」をご紹介いたします。

セミナー視聴はこちら

Amazon Payの最新情報をお届けします
Amazon Payの最新の導入事例やイベント情報など、メールにて定期的にお届けします。
※ご入力いただいた情報は、Amazon Payプライバシー規約に従いお取り扱い致します。