「アメリカの豊かさを日本に届けたい」-「フリークス ストア」はそうした想いから1986年に創業しました。運営会社であるデイトナインターナショナルという社名は、若い感性が集まる場所であるアメリカ・フロリダ州デイトナビーチに由来。アメリカン・カルチャーのワクワク感を30年以上にわたって伝えてきたデイトナインターナショナルが、売上げ1,000億円の達成を目標に掲げる中、主軸の事業である「フリークス ストア」は、2006年にインターネット通販事業を本格的に立ち上げ、マーケットの変化に敏感に対応してきました。今回はそのフリークス ストア事業部でEコマースを担当されている、小林さん、永井さん、柳田さんにお集まりいただき、ECサイトの運営や新たな決済方法として導入したAmazon Payについて様々な側面からお話しいただきました。
消費にストレスがかかることを極力減らしたい。Amazon Payの導入もその一環です
小林氏(以下敬称略) フリークス ストアにとってEC事業とは、様々なお客様との接点であるということ、そして収益性の高い販売チャネルということの二つの意味があるととらえています。私たちが運営している実店舗はどうしても商圏というものに縛られてしまいます。つまり限られたエリアの中でいかにお客様に支持されるかが重要です。一方で、ECにはそもそも商圏という概念がなく、日本全国いたるところにお客様がいらっしゃるということが、より多くの顧客接点の創出と高収益性の実現を支えています。また、事業戦略として、お客様がストレスなくお買い物できる環境を作りたいというサービスポリシーを打ち出しています。消費の様々な側面においてストレスがかかることを極力減らしたい。例えばオンラインでの決済という側面でお客様が感じられるストレスを減らしたいと考えたときに出てきたのがAmazon Payの導入です。
柳田氏(以下敬称略) Amazon Payを導入して、一番実感していることは、ズバリ新規顧客が獲得できているということです。Amazonへの信頼感とストレスフリーなお買い物環境の提供により、まず第一段階として会員登録をされる前の新規のお客様にご購入いただいているのです。また、弊社が利用しているebisumartでは、非会員のお客様に対して、自然な購入フローの中で会員化を働きかけることができるので、新規会員登録もしっかり獲得できています。
Amazon Pay利用者のコンバージョン率は、その他の決済方法と比べると2倍以上
柳田 非会員のお客様の場合、Amazon Payを利用した場合のコンバージョン率は、その他の決済方法を選んだ場合に比べると2倍以上になります。初回購入におけるハードルをAmazon Payがいかに下げてくれているかがわかると思います。

永井氏(以下敬称略) ebisumartを利用していたことで、Amazon Payの導入は非常にスムーズに進みました。ebisumartはカスタマイズが柔軟にできるASPというようなイメージで、保守管理やサービスのアップデートに多くの人的リソースはさけないものの、データ連携やカスタマイズは行いたいという会社にとっては非常にありがたいサービスだと思います。
小林 2017年11月にサイトリニューアルを行う前は、決済方法はクレジットカードと代引きしか提供していませんでした。それが、リニューアルを機にAmazon Payを含めて3つの決済サービスを追加したことで、お客様の様々なニーズにお応えできるようになりました。同時に、NPS(ネット・プロモーター・スコア=顧客ロイヤルティを数値化する指標)アンケートからも決済手段への不満が大きく減っていることを確認しています。Amazon Payの導入前には、決済サービスを新たに導入することに対して漠然とした恐れのようなものを抱いていましたが、導入してみて感じるのは、アクティブユーザーが非常に多いということです。どうしてこれまで導入していなかったのだろう、むしろ導入しない手はないよね、と感じています。
店舗での決済にもID決済が主流になる時代がくるのではないか
柳田 今後の展開を考えてみると、お客様にとってお買い物しやすくなったECサイトを裏側で支えることが課題となります。決済~返品~物流など、一連のバックエンドの業務が軽減されるようにしたいと思います。また、店舗でのID決済導入も進めたい案件のひとつですね。ECにおいて、決済方法の充実がお客様満足を高めるひとつのきっかけとなったように、キャッシュレス化がより進んでいく中で、店舗ではID決済が主流になるのではないかとイメージしています。

Website: http://www.freaksstore.com
*データはすべて(株)デイトナインターナショナルによる自社調査結果です。
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