北海道地区で放送事業を展開されている北海道テレビ株式会社様(以下、HTB)。マスコットキャラクターや制作番組の関連グッズを多様なチャネルで販売しており、HTBオンラインショップを通して購入するユーザーは北海道にとどまらず日本全国に及ぶという。見据えるのは視聴者とサービス利用者の満足度向上̶̶。その目標を達成するための取り組みと、今後の展望についてコンテンツビジネス局 コンテンツ事業部の泉洋佑氏に話を伺った。
導入前の決済方法は、代金引換かクレジットカードのみ。より簡単で安心な決済方法を提供するために、Amazon Pay 導入を決断
HTBオンラインショップで取り扱う商品はオリジナル性が高くユニークだ。IP(知的財産)ビジネスを主軸とした、マスコットキャラクターの「onちゃん」や「水曜どうでしょう」などの番組コンテンツを商品化し販売。取り扱う商品の特性上、ECサイトにおける明確な競合他社は不在。「藩士(水曜どうでしょうの熱烈なファンの別称)」と呼ばれるコアなファンが多く、北海道以外の地域からの購入者も非常に多いという。その人気は日本全国に及んでいたが、決済方法は代金引換かクレジットカードのみでECサイトの利便性向上を急務としていた。そこで、お客さまにとっての利便性を最優先に考慮した結果、2019年5月にAmazon Pay 一択で導入を決めた。
泉氏(以下敬称略):ユーザーフレンドリーで誰もが簡単に使える決済方法を導入したいと考えていました。Amazonは誰もが知るブランドですし、非常に多くの人が利用経験のあるサービスです。購入時の心理的ハードルも低く、安心してご利用いただける決済方法だと判断し、Amazon Payを導入することにしました。
HTBオンラインショップは2022年4月にフルスクラッチでECサイトをリニューアルし、事業レベルをさらに向上させることに成功した。
泉:リニューアルの際は、Amazon の技術担当者の協力のもと、スムーズに実装・導入を進めることが出来ました。フルスクラッチで開発したECサイトの場合、Amazon Payの導入は少し敷居が高く感じられるかもしれませんが、技術資料含め、手厚いサポート体制が用意されているので是非導入を勧めたいですね。
導入後はCVR が 15% 上昇、決済シェアは 44% に拡大。今では Amazon Pay が最も利用される決済方法に
Amazon Pay導入後、その成果はすぐに現れた。年単位のCVR平均値は5.1%から5.9%へと上昇を続けている。Amazon Pay経由で決済をした割合は、導入当初は26.5%だったが、直近1年間では44%と大幅に拡大。新規・リピート問わず、Amazon Payが最も利用されている決済方法になった。
泉:やはりAmazon Payは購入導線がシンプルで分かりやすいことがCVR改善、カゴ落ち防止に寄与していると感じています。サイト利用者からも「普段利用しているAmazonアカウントで買い物が出来て非常に便利」、「クレジットカード情報を入力する必要がないので手軽に安心して購入できる」などの声をいただきました。今ではサイト利用者にとって欠かせない決済手法になっているようです。
Amazon Payは利用した際に手数料が発生するが、CVR上昇やサイト利用者の満足度向上、セキュリティ面を考えるとサービスを利用するメリットは非常に大きいという。
泉:手数料だけをみると少し割高に感じるかもしれませんが、弊社は手数料だけでサービスの利用を判断していません。様々なメリットを享受できていますし、サイト利用者にとって総合的に一番良い決済サービスと判断し、Amazon Payを利用し続けています。
時折発生していたチャージバックがAmazon Pay 導入で激減。不正利用のリスクを減らすことで、安心してEC サイトの運用が可能に
Amazon Pay導入前はクレジットカードが主な決済方法だったが、時折発生するチャージバックに悩まされていた。しかし、導入後はAmazon Payの利用シェアが拡大したこともあり、チャージバックの回数は激減したという。
泉:クレジットカードのチャージバックは我々事業者の負担となり、売上が未回収になってしまいます。しかし、Amazon Payの場合は、世界標準の不正検知システムを採用していますし、もしチャージバックが発生しても支払い保証ポリシー※1 の対象となれば、きちんと補償してくださるのでとても心強いです。実際に、2023年6月に初めてチャージバックが発生しましたが、素早く補償の対象としていただき、弊社側の負担も一切なく非常に助かりました。このような不正利用に関するサービスの手厚さや、サイト利用者の利便性を考えると、Amazon Payは必ず導入すべき決済サービスだと感じています。
HTBは、全国各地でファンが交流できるイベント「水曜どうでしょうCARAVAN 2023」をはじめとしたさまざまなリアルイベントの実施を予定している。
泉:私は仕事柄、オフラインでの番組イベントに立ち会うことが多いのですが、そのようなリアルイベントの場でもAmazon Payを接客ツールとして活用できるようになるといいですね。オフラインとオンラインを融合させたオムニチャネルを是非実現したいと考えています。
■インタビュー動画
※1 Amazon アカウントから連携された配送先住所への取引に対してチャージバックが発生した場合でも、必要な手続きをとることで支払保証ポリシーの対象となり、事業者様へリスクが無いようにしている制度です。
※2 掲載している情報は2023 年7月現在のものです。
※3 データはすべてHTB自社調査によるものです(2023 年7月時点)。
Amazon Pay 2023年下半期 導入事例集
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